2017年4月13日木曜日

ありがとうございました。ベトナム研修は完了しました。(第5回ベジコン、参加校申し込み受付中!!)

江川篤先生 
生徒のみなさん
福島県立会津農林高等学校 :渡部虎那太 くん
福島県立会津農林高等学校 :酒井庸光くん
福島県立岩瀬農業高等学校 :遠藤耀平くん
北海道美幌高等学校    :大谷 暢くん 
大分県立玖珠美山高等学校 :髙口志穂さん 
岐阜県立加茂農林高等学校 :海津妃果莉さん
東京都立農業高等学校   :阿南宙斗くん

みなさん、レポートありがとうございました。
江川先生からの「まとめ」でベトナム研修の報告は完了しました。

ベトナム研修は「東日本大震災復興支援」のプログラムの一環として株式会社ジェフグルメカード様(一般社団法人日本フー ドサービス協会(JF))様からのご寄付で実施することができました。参加者一同心からお礼申し上げます。ありがとうございました。

東日本大震災から世界規模の食の安全保障を考える機会を得ました。大震災はいつどこでおこるかわかりません。日本が世界を助ける、世界が日本を助けてくれる、お互い助け合いの精神ですね。 住み慣れた日本を離れ、海外に一歩踏み出したことで今までの日本そして世界が違って見えてきたと思います。いろんな発見もあったでしょう。みなさんが感じた「違い」が、さまざまな「問題解決」のヒントになると思います。

「日本ではきれいな水がどこからでもでてくるし、そのまま飲める、このことを当然のように思っていました。さらに水道水がそのまま飲める国は15カ国しかないことが分かりました。」 あらためて、私たちの住む日本は、大震災後直後から水と食料を被災者に届けることのできた世界に類を見ない国だと実感した生徒もいました。

ひとりの力を信じ、将来、家族のため、郷土のため、日本のため、世界のために活躍できる大人にみなさんがなってくれることを願っています。

最後に、第5回ベジコン、みなさんの参加をお待ちしています。

特定非営利活動法人
こどもファーマーズ協会
代表理事 浅井宏純 




江川先生(写真前列中央)LE HONG PHONG HIGH SCHOOL
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第5回ベジコンの参加募集



第5回ベジコンの参加募集を開始しています。参加校申し込み受付中です。
こどもファーマーズ協会のホームページに掲載しました。ふるってご参加ください。

https://www.vegecon.com/

本年度第5回は、高校生ベジコンはベジコンの原点に立ち返ります。こどもたちに野菜作り(米作りも)の楽しさを知ってもらい次世代の農業をになう人材の種を撒くことを目的とした「高校生こどもベジコン」として実施します。また、園児ベジコンは園児と小学生が参加できる「こどもベジコン」に形を変えNPOほがらか絵本畑との共同主催で実施しています。

今までのベジコンと異なり、大きさではなくこどもたちやみなさんの笑顔の数を競うことになります。また、第4回のような「福島会議」や「海外研修」のような企画はありません。それでも、未来の自分自身のために、健康で明るい家族のために、学校のために、日本のために、世界のために、第5回「高校生こどもベジコン」にぜひ参加してください。 みなさんのご参加、おまちしています。

特定非営利活動法人こどもファーマーズ協会

代表理事 浅井宏純

ベトナム研修及び現地高校との交流 福島県会津農林高校 江川篤(引率)

“東日本大震災地支援20164回全国農業高校生ベジコン“

ベトナム研修及び現地高校との交流

 はじめに、このような貴重な研修に生徒共に参加させていただき、こどもファーマーズ協会様はじめ各後援団体様に御礼申し上げます。さらには、浅井様・横山様におかれましては、この研修の準備・企画から同行、さらには参加高校生への細やかなご指導まで本当に感謝申し上げます。

 今回の研修に参加させて頂き、一番感じたことは生徒達の成長に正直驚きました。生徒達にとって今回の研修が“人生観が変わる”というターニングポイント、素晴らしい感動体験になったのではないでしょうか。この研修期間中、“言葉が通じない・習慣の違いなど”さまざまな困難や課題・気づきに向き合うことができ、“人生が変わる”きっかけになったと思います。困難や課題から逃げないでしっかりと向き合い、どのように解決するか、誰と一緒に壁を越えるか試行錯誤し、新しい自分に変革・気づきを感じた時に、初めて一歩前に進むことができたのではないかと思います。今回この研修に参加してくれた生徒諸君には、困難や課題を通して自らを変革して身につけた問題解決能力、人間関係、感謝の気持ち、知恵、自分への信頼といった財産を今後はフルに駆使し、次の時代を切り拓いていってくれると期待します。

                                                            福島県会津農林高校  江川篤

① 成田空港

 初の海外渡航の生徒がほとんどで、出国・荷物等の手続きなど戸惑いながら無事に済ませていました。当日は、季節外れの雪の影響もあり、若干予定より遅れて飛行機が出発しました。







② 戦争証跡博物館

 ベトナム戦争の犠牲になった一般市民や現地の「ベトコン」と呼ばれる兵士の虐殺の写真などあらためて戦争の悲惨さや平和の尊さを感じた。さらに、枯れ葉剤の影響で、子ども達が苦しんでいる写真があり化学兵器や農薬の危険性を改めて考えさせられました。





③ ホーチミン市街地   
                   
バイクの多さに驚きました。地下鉄などが建設中で公共の交通機関の整備が先進国に比べ遅れているため、市民の移動手段はバイクが主流のようです。交通ルールは余り感じられず、道路を普通に歩くにも横断するにも身の危険を感じました。


④ クチにてライスペーパー作り体験

 クチの農家に訪問し、ライスペーパー作り体験をしました。米粉を練り薄くのばし昔ながらのかまどで熱を加えていました。籾から米粉に加工する道具は昔日本で使用していたものと同じで古き良き日本の農家の姿を感じることができました。





⑤ AGRICULTURAL HIGH TECH PARK(現地農業研究機関・試験場視察)
 ほとんどの施設や栽培などで日本の技術協力を得ながら、キノコの菌床栽培(しかし、菌床に使用する材料などは、ベトナム国内で得られる木材片など使用していた。)メロンなどの果菜類の施設栽培(ヤシガラを支持培地に使用し、かん水や液肥をセンサーで管理するなど)デンファレなどの花卉栽培などを試験・研究していた。国内はもちろんだが、輸出に向けた新たな栽培・研究にチャレンジしていた。













⑥ TAN TRUNG VEGETABLES AND SAFETY CORPERATIVE(現地農業生産法人視察)
 
 集落で法人化し、各種野菜を国内外へ出荷している。カナダの栽培認証も取得しており、輸出向けの農産物も栽培している。小さな農家一軒では、難しい認証制度取得や多品目・周年供給の野菜栽培など集落で法人化することによりそれらを可能にしている。代表の方が、安全性や流通の面などでしっかりと知識を持ってチェックしているようだ。底辺の農家では充分な教育を受けていないので、代表の方が栽培や経営の部分でまとめている。









⑦ SOUTHERN HORTICULTURAL RESEARCH 
INSTITUTE(南部地域果樹研究所視察研修)

ベトナムの南部地域の果樹に関する試験研究を行っている機関である。日本の沖縄などにも来日し、果樹栽培に関する技術協力もおこなったこともあるそうだ。ベトナムの果物のGAP取得率は高く、先進国に向けて出荷している品目(ドラゴンフルーツなど)などはG-GAP(グローバルギャップ認証)の取得が進んでおり、東南アジア周辺国に出荷している品目などはV―GAP(ベトナムギャップ認証)の取得が進んでいるようだ。また、マンゴーなども果皮を厚めに品種改良を試みて、遠距離輸出に対応するような品種開発も取り組んでいる。南国の気候や肥沃な土壌を生かした
ベトナムの果樹栽培の拠点であるように感じとても勉強になりました。さらに、訪問した生徒たちも、GAPに関して国外の視点で普及が進んでいることを実際に確認できたことは、今後の勉強に役立つのではないかと感じた。













⑧ LE HONG PHONG HIGH SCHOOL(現地高校との交流活動)

 このプログラムの中で参加生徒にとって一番良い刺激になった交流であったように感じる。この高校は、ホーチミン市内でもトップクラスの高校で約14倍の倍率の入試を突破しないと入学できないそうである。その高校の生徒達と参加した日本の農業高校生が、かたことの英語や筆談・ボディアクション・携帯の画像など様々なことをして、お互いを理解して笑顔に包まれた中で交流してくれた。さらに、準備したプレゼン発表や校内見学・市内観光・会食など短い時間であったがとても内容の濃い活動であった。今後、フェイスブック・ラインなど連絡先を互いに交換していたのでさらに交流を深め、将来の日本とベトナムの架け橋に貢献してくれることを期待したい。






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2017年4月11日火曜日

自然との関わりで自然と笑顔に 「農業は、世界共通の笑顔の源」 加茂農林高等学校 海津 妃果莉 (ベトナム研修)

2017/04/03

加茂農林高等学校 海津 妃果莉

自然との関わりで自然と笑顔に

「農業は、世界共通の笑顔の源」

1.はじめに
 今、農業のグローバル化が進んでいます。
最近の日本では、グローバルGAPの取得を目指している農家や企業が増えています。GAPとは、「Good Agricultural Practices」の略で安全で品質の良い食品及び非食品の農産物を認証する制度です。
グローバルGAPとは、国内唯一の国際標準のGAPです。「食の安全と持続可能な生産管理」を社会の求める以上のレベルで実現するもので、世界の農家の方々が認証を目指しています。
私の理想とする農業は、安心・安全であり、美味しく食べられること、そして作り手である農家の方の笑顔と生活の安心があって成り立っていると考えています。
この中でも、健康の基本である食が安全であること、また、味が保証されていることは、一番の社会的世論とされているのではないでしょうか。このような世の中の動きの中、国際標準であるグローバルGAPの認証は、農家が世界に認められる一つの方法ではないかと思います。
日本の青森県五所川原高校では、グローバルGAPに挑戦し、見事高校で初めての認証を獲得した学校です。私の所属している学科は、実習で農作業を行う機会が少ないですが、調べただけでも、グローバルGAPの認証はかなり難しいと言えます。
認証は三段階により行われ、全てのチェックをクリアできなければ認証書は届きません。五所川原高校を始めグローバルGAPを認証した農家を尊敬しています。この方々のおかげでオリンピックでは安全な食を提供することができ、普段の食事でも安心して楽しむことが出来るからです。
グローバルGAPは、まだ本校での認知度が低いので、これを機に情報を広め、学生を始め先生方の士気を上げたいと考えています。

2.ベトナムと日本の差
ベトナムの農村人口は、2009年で約6000万人で総人口で70%の人が農業に携わっています。2005年と比べると約2%マイナスとなっており、少なからず農業離れが進んでいるといえます。ベトナムは日本よりも農業人口の割合が多いですが、着実に減少していることが見受けられます。
ベトナムの国民平均年齢は28歳で若者が多く、私からすると力仕事である農業にはうってつけの年齢であると思います。
実際、「TAN TRUNG VEGETABLES AND SAFETY CORPERATIVE」で農家の視察をさせていただいた際に、働いていらっしゃる方は日本と比べて若く見えました。これは私の勝手な見解であり、事実とは異なるかもしれません。ですが、平均年齢が低いので、若い方も農業に携わる機会が多いのではと思いました。
現地の方によると、若者の農業離れはベトナムでもあるようで日本と同じ現象が海外でも起こっていると分かります。農業離れの理由は、そもそも農業に関心がないからです。現地では、農家を継ぐことよりも会社員として働いた方が給料も安定しているという考え方が浸透しているようでした。ですが、今回の研修で出会った現地の農家の方々はいつでも笑顔でいて、農家のお子さんも笑顔で笑いかけてくれる人が居るほどです。どうしてこれほど笑顔でいられるのか、農業は絶対安定していると言える仕事では無いはずです。
私たちの住む日本でも、福島原発での風評被害や、里山近くの農家に深刻な鳥獣被害、異常気候による被害もあると思います。ベトナムでも、気候は農業に大きな影響を与えていて、今回の研修でベトナムにいた時に初めて体験したスコールは、体に当たると少し痛いくらいの強い雨で、落雷もありました。このように、農業には作物が栽培出来ない時もあるはずです。なぜなのかと考えていたら、同行していた方が現地の方に「あなたはとても素敵な笑顔をお持ちです。その笑顔の理由はなんですか。」と質問されました。その答えは最も単純でしたが、私の心を震わせました。答えは「農業が好きだから。」だそうです。現地の方もおっしゃっていましたが、農業には収入を得る目的もありますが、自然と関わることや食に直結していることなど、人間の生活を豊かにしてくれるものだと再確認しました。
自然には、リラックス効果があるといわれています。緑は目に優しく気持ちを落ち着かせてくれます。だから、現地の農家の方はみんな輝いているのだと思います。日本の農家の方も素敵な笑顔であることは私も知っています。事実、本校の学生はいつも笑顔で農業の実習を行っています。農業は、世界共通の笑顔の源かもしれません。
もう一つ見学させていただいた「AGRICULTURAL HIGH TECH PARK」にて初めて見た果物に感動しました。日本にはない「ミルクフルーツ」(おっぱいフルーツ)の栽培を行っていました。この果実は熱帯アジアで広く栽培されています。ミルクフルーツは、柿の仲間の果物です。食べ方は、少し揉んでからヘタの部分を切り落としスプーンですくって食べます。外見は薄く綺麗な黄緑色で、切ってみると乳白色の果汁がたっぷり出てきます。味はとてもジューシーでほんのり甘くさっぱりしていてとても食べやすかったです。舌触りは柿のようでした。研究所では、種無しのフルーツの研究の為に10年以上かけて作っていました。パイナップルでは、一つ平均1.4kgですがベトナムの研究で2kgになるまで育てることができるのです。このように新しい商品となる果物の研究に取り組んでいる現状を視察することができました。
3.今後、研修を活かす為に
今回の研修で視察させていただいた施設は、農業を振興させるために様々な取り組みがなされていました。農協が高い肥料を安く農家に提供していることや、農薬を深刻な病気にのみ使用し普段は使わず安全に配慮していること、また、農業だけではなく、兼業をし生活を安定させていることなど、ベトナムから日本も学ばなくてはならない点が多いと感じました。グローバルGAPの認証も日本よりベトナムの方か10倍以上も多く、この点も日本はベトナムに学んでいかなければならないと思います。

4.現地の方々との交流


メコン川でクルージングした時の写真です。
川の水位が高く、透明度が低かったです。
私たちがかぶっている物は、「ノンラー」と言います。
ここは特に暑く日差しが強かったので、日よけとして配られました。
360°自然に囲まれたメコン川のクルージングは私が生まれて初めての体験で、ベトナムを感じることができました。











現地の学生と市内研修をした時の写真です。
ニーとヴェンとムエンヘイの三人が私たちをベトナムのデパートへ連れて行ってくれました。
三人とも明るく、フレンドリーですぐに仲良くなりました。
私たちのカタコトな英語も頑張って理解しようとしてくれて本当に素敵な人達でした。








ライスペーパー作りを体験した時の写真です。
ライスペーパー(生春巻きの皮)の作り方を優しく丁寧に教えていただきました。
見ていた時は、自分も同じように出来ると思っていましたが、実際にやってみるとそんなにうまくいかず、特に大きく綺麗な円の形にすることが難しかったです。2回挑戦させていただき、2回目は1回目よりも上手に出来、拍手してもらえて達成感を味わうことができました。









5.最後に

 今回の研修に参加させていただき、農業に対する視野を世界規模で考えることができるようになったと思います。このような機会を与えてくださった、NPOこどもファーマーズ協会の皆様や関係者の皆様に感謝申し上げます。

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2017年4月8日土曜日

「日本とベトナムの違い」Global―GAP 東日本大震災地支援・ベトナム研修 渡部 虎那太


~東日本大震災地支援・ベトナム研修 感想~

福島県立会津農林高校  渡部 虎那太

テーマ 「日本とベトナムの違い」

私が、4日間の研修を通して1番伝えたいもの、それは・・・「日本とベトナムの農業の違いです」
 日本の農業とベトナムの農業の大きな違いは農業機械を使用の有無だと私は思いました(現地ガイド、ビンさんの話により)。日本の農業は耕地開拓をし基盤整備もしっかりしているため機械導入が進みましたが、今回訪れたベトナムの農業施設(圃場等)は農業機械は使用せず自分たちの手で作業していると聞きました。その背景として、基盤整備がされていないことが問題だと考えられます。しかし、2日目に訪れたAGRICULTURAL HIGH TECH PARKは、施設栽培(ハウス)で作物の管理をし、温度・湿度をセンサー(機器)で管理していて日本と同じところもありました。

また、ベトナムの方が日本よりも優れていたもの(上だったもの)がありました。それは、「GlobalGAP」の取得数です。GlobalGAPとは、「食の安全と持続可能な生産管理(世界基準)」という意味を持ちます。GlobalGAPを取得するには広大な面積(圃場)、機材、お金がかかってしまいます。また、年に数回抜き打ちチェックが行われるなど審査がかなり厳しいものになっています(インターネット情報)。しかし、これらをクリアできるからこそ自信や誇りをを持って消費者に提供できたり、全世界へ輸出することができるのだと思います。日本のGlobalGAP取得数は農家数に対し取得割合が一桁に対し、ベトナムのGlobalGAP取得数は果樹だけでも300以上とかなり多いことが分かりました(3日目に訪れたSOFRI の資料により)。

そしてこれらを通して今後、農業に関して1番関わってくるキーワードが「GlobalGAP」だと私は思います。日本でもこのGlobalGAPが今後大きな課題になると考えています。GlobalGAPの取得の有無で、2020年の東京オリンピックで選手に提供する料理の中に日本の作物が使用できないという話も上がっています。
ベトナムでは、2年目以降の(GlobalGAP取得のための)国の援助(支援金等)は無いと言っていました(3日目に訪れたSOFRIの副所長の話により)。そのため、2年目以降の継続が伸び悩んでいると聞きました。今後の日本を考えると(東京オリンピックを見据え)国が継続的に援助をしながらGlobalGAPの取得向上に努めていかなければいけないのかなと感じました。

訪問した研究所の情報 (クリックしてください)

2)AGRICULTURAL HIGH TECH PARK


 以下は、お気に入りの写真の説明です。


3日目に訪れたSOFRI の副所長(左奥 ヒューさん)と従業員の方と一緒に撮った写真です。(ベトナム研修で1番勉強になり、印象に残ているから)
ここでは果樹の話をメインとし、ベトナム発祥の果樹である「ミルク(おっぱい)フルーツ」の説明やベトナムで栽培されている果樹についての説明を受けました。ここで、農業のキーワードともいえる「GlobalGAP」の話が出ました。
残りの2枚の写真はレポートの話とは合わないですが同様に心に残った場面です

 この写真は、3日目に訪れたタイソン島での出来事で、人生で初めて蛇を触り、首に巻いたときの様子です。現地の人が急に巻きにきたので驚きましたが虫がダメな私でも意外と蛇は大丈夫でした。

この写真は、最終日に行われた学校訪問で発表するパワーポイントの最終打ち合わせの様子です。横山さんの協力も得ながら22時近くまで入念に打ち合わせ・発表練習をし、当日は現地の高校生と交流をし、発表も大いに盛り上がりとても良い交流となりました。

 今後も、私は農業に携わっていくのでベトナム研修でたくさんの刺激を受け、より一層やる気がでました。ベトナム研修中に浅井さんが言葉にした「農業をやっている人は笑顔がある」というのが今でも心に残っています。私は「農業で日本を変えたい」という目標を持っています。そのために必要なのは笑顔ではないかと気づけることができました。生産者が笑顔であることで消費者も笑顔になるのではないかと思います。

 最後になりましたが、浅井さん、横山さん、ベトナム研修の計画に携わった方々、本当にありがとうございました。

以上

2017年4月6日木曜日

ベトナムと日本の違い 酒井 庸光  会津農林高校

ベトナム研修
ベトナムと日本の違い  酒井 庸光

 今回ベトナム研修に参加して、「ベトナムと日本の違い」をたくさん感じることができました。
 1つ目は「気温」です。ベトナムに着いてすぐに暑いと感じました。ホーチミンには、雨季と乾季があり、私たちが訪れた3月末はちょうど乾季にあたります。この時期、日本が約11、ホーチミンは約3221もの差があり、夏の日本はホーチミンとの気温差があまりないことも分かりました。日本には四季があり、気温も大きく変わりますが、ホーチミンは、常に暖かいという違いを改めて感じました。
 2つ目は、国家試験場で野菜などを育てている人たちの、「安全安心な野菜に対する考え方」です。私は、人の手で手間暇をかけて育てた野菜こそ安全安心で美味しいと思っていました。しかし試験場の人は、機械やセンサーで育てた野菜の方がよいと話してました。それについて私は、野菜作りの教育に問題があるのでは、と考えました。日本は教育などから農薬の危険性を教えられています。私も学校の授業、実習などを通して農薬の危険性を学びました。しかし、ベトナムで農業を営む農家の多くは、農薬の危険性を教えられないまま農作物を育ててしまっているのではないのかと感じました。機械やセンサーで育てると、人のように肥料や農薬をたくさん使わずに、決められた量の肥料や水を決まった時間にやるので、安全安心で美味しい野菜を作ることができ、だから機械やセンサーで育てる農法がよいと考えるのではないでしょうか。機械やセンサーで育てることの良さは理解できます。ですが、すべての農家が機械化できるとは限りません。一般の農家への農薬に関する研修など、農業に関する教育活動を行うことで、誰もが安全安心な野菜を作れるようにしていくことも大事なのではと思いました。
 3つ目は、「食べ物と水」です。ベトナム料理は、米がよく使われます。日本も米が主食です。ちょっと似ていると思いました。でも、よく見ると米が細長くてぱらぱらしていました。ベトナムで育てられているの米は、インディカ米という種類で、このインディカ米は世界の米生産量の80%を占めています。日本のジャポニカ米は15%以下とインディカ米と比べてとても少ないことが分かりました。また、ガイドさんから犬も食べると聞いて衝撃を受けました。確かに犬を飼っている人が多くいました。しかし犬を食べるのが多いのは田舎の方と聞き、食料が少なく仕方なく食してしまうのではと思いました。まず日本ではありえないだろうと思いました。

 そして水です。まず、水がそのまま飲めないことに驚きました。ベトナムの料理店のほとんどで熱いお茶がでてきました。どこでも熱いお茶だったので、それほどそのままの水が危ないのだと思いました。しかし、水道水でも沸騰されば飲めることが分かりました。
(水ではないですが、ココナッツジュースがとても美味しかったのを覚えています。ココナッツを地元の会津で見たことがありません。見ても、瓶に入っていたり、テレビで見たりでしたが、実際に本物を見て、飲んで感動しました。)

 日本ではきれいな水がどこからでもでてくるし、そのまま飲める、このことを当然のように思っていました。さらに水道水がそのまま飲める国は15カ国しかないことが分かりました。ベトナムだけでなく他の国でも水道水をそのまま飲めない国が多いことを知り、日本は衛生的にしっかりしているのだと感じました。


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この2つの写真は日本の米と違って、インディカ米というベトナムで生産されている米です。ベトナムの米の生産量は世界で2番目なので、炊くだけでなく、ライスペーパーや、フォーに加工しています。
2番目の写真がフォーです。

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この写真は、水道水がそのまま飲めないのでスーパーやコンビニで買える安全な飲料水です。

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この写真は、研修中に突然大雨が降ってきました。雨だけでなく雷も激しくなっていましたがそれはすぐにおさまり観光客も外を歩いていました。そろそろ乾季から雨季に変わる時期なので、こういった現象が起きやすくなるのだと思いました。


以上がレポートです。

戦争の傷跡 : 玖珠美山高校 高口志穂

タイトル:  戦争の傷跡

今回のベトナム研修では、5泊6日という期間は長く感じ、その中で過ごしたものは、とても濃い内容だった。私 たちが普段過ごしている日本での生活とは違い、見るもの、感じるもの…五感の 全てが新鮮に感じ興味を惹かれるものばかりだった。研修は、国立の農業試験場や、現地の学校訪問、ベンタン市場など、たくさんの場所に行き、ベトナムの文化や、人々の生活を見ることができ、日本との違いがよくわかった。その中で、私が印象に残った場所は、戦争証跡博物館というところだ。そこは、ベトナム戦争の悲惨さを自分たちの目で見ることができる。日本でいえば、広島や、長崎の原爆資料館のようなところだ。



 



なぜ、私がこのことについて書こうと思ったかというと、戦争とは無縁と言える生活を送っているからだ。それに、体験したわけではなく、授業で習ったことしか知らないからだ。建物に入り、実際に見てまわった。自分でも、わかるくらい鼓動が速くなり、 胸が苦しかった。自分のまわりにある写真と、標本たちで、私のショックは大きくなり、怖さが増していった。それらを見続けるのが嫌になり、何度も目を背けた。しかし、これは現実に起こったことなので、しっかり、自分の心にとめようと強く思った。









  私が見学した中で、特に強く印象に残ったのは、ベトナム戦争のことを撮影した写真だった。手足がグニャグニャ に曲がった子ども、成長が止まっている女の子、体の一部が結合したままの双子。手ががなかったり、鼻から口が大きく腫れている子、ホルマリン液のビ ンの中で標本にされた奇形の赤ちゃんには、思わず手で顔を隠してしまった。


 なぜこのようなむごいことが起こってしまったのか。それはアメリカ空軍がベトナム戦争で行った枯葉作戦によるものだった。それは1961年から、なんと10年間も休みなく続けられた。枯葉剤を空から散布するのは、ジャングルを丸坊主にして見通しを良くし、ベトナムのゲリラ作戦を阻止すること、田畑を枯らして作物を育たせなくすること を目的とした。枯葉剤を浴びた親から生まれた子どもは、奇形や障害が多いという。外見的なものだけでなく、内臓や神経系の異常、ガンになりやすいなど、枯葉剤に含まれるダイオキシンの毒性は計り知れないほど大きい。 戦争さえなければ、化学兵器さえなければ、こんな不幸な赤ちゃんは生まれてこなかった。戦争が終わっても、いつまで続くのか分からない苦しみ。戦争でつらい思いをするのは弱者ばかりだ。改めて戦争の残酷な面を思い知らされた。




 私はこの見学を通じて、ベトナム戦争の悲劇を知った。戦争が終わって町や田畑が復旧しても、人々の体と心の傷の痛みが終わらない恐ろしさを知った。写真が 載っていることで、文字では表現しきれないものを一目見るだけで理解できた。それまでは、ベトナムは外国だし、戦争は昔のことだと冷めた気持ちでいた 自分が恥ずかしく思えた。

今現在も、世界のどこかで戦争や内戦が起きている。それを「遠いどこかの出来事」と聞き流してはいけない。私たち1人1人が関心を持ち、決して戦争は起こしてはならないと強く思った。

玖珠美山高校二年 高口志穂