2017年4月13日木曜日

ベトナム研修及び現地高校との交流 福島県会津農林高校 江川篤(引率)

“東日本大震災地支援20164回全国農業高校生ベジコン“

ベトナム研修及び現地高校との交流

 はじめに、このような貴重な研修に生徒共に参加させていただき、こどもファーマーズ協会様はじめ各後援団体様に御礼申し上げます。さらには、浅井様・横山様におかれましては、この研修の準備・企画から同行、さらには参加高校生への細やかなご指導まで本当に感謝申し上げます。

 今回の研修に参加させて頂き、一番感じたことは生徒達の成長に正直驚きました。生徒達にとって今回の研修が“人生観が変わる”というターニングポイント、素晴らしい感動体験になったのではないでしょうか。この研修期間中、“言葉が通じない・習慣の違いなど”さまざまな困難や課題・気づきに向き合うことができ、“人生が変わる”きっかけになったと思います。困難や課題から逃げないでしっかりと向き合い、どのように解決するか、誰と一緒に壁を越えるか試行錯誤し、新しい自分に変革・気づきを感じた時に、初めて一歩前に進むことができたのではないかと思います。今回この研修に参加してくれた生徒諸君には、困難や課題を通して自らを変革して身につけた問題解決能力、人間関係、感謝の気持ち、知恵、自分への信頼といった財産を今後はフルに駆使し、次の時代を切り拓いていってくれると期待します。

                                                            福島県会津農林高校  江川篤

① 成田空港

 初の海外渡航の生徒がほとんどで、出国・荷物等の手続きなど戸惑いながら無事に済ませていました。当日は、季節外れの雪の影響もあり、若干予定より遅れて飛行機が出発しました。







② 戦争証跡博物館

 ベトナム戦争の犠牲になった一般市民や現地の「ベトコン」と呼ばれる兵士の虐殺の写真などあらためて戦争の悲惨さや平和の尊さを感じた。さらに、枯れ葉剤の影響で、子ども達が苦しんでいる写真があり化学兵器や農薬の危険性を改めて考えさせられました。





③ ホーチミン市街地   
                   
バイクの多さに驚きました。地下鉄などが建設中で公共の交通機関の整備が先進国に比べ遅れているため、市民の移動手段はバイクが主流のようです。交通ルールは余り感じられず、道路を普通に歩くにも横断するにも身の危険を感じました。


④ クチにてライスペーパー作り体験

 クチの農家に訪問し、ライスペーパー作り体験をしました。米粉を練り薄くのばし昔ながらのかまどで熱を加えていました。籾から米粉に加工する道具は昔日本で使用していたものと同じで古き良き日本の農家の姿を感じることができました。





⑤ AGRICULTURAL HIGH TECH PARK(現地農業研究機関・試験場視察)
 ほとんどの施設や栽培などで日本の技術協力を得ながら、キノコの菌床栽培(しかし、菌床に使用する材料などは、ベトナム国内で得られる木材片など使用していた。)メロンなどの果菜類の施設栽培(ヤシガラを支持培地に使用し、かん水や液肥をセンサーで管理するなど)デンファレなどの花卉栽培などを試験・研究していた。国内はもちろんだが、輸出に向けた新たな栽培・研究にチャレンジしていた。













⑥ TAN TRUNG VEGETABLES AND SAFETY CORPERATIVE(現地農業生産法人視察)
 
 集落で法人化し、各種野菜を国内外へ出荷している。カナダの栽培認証も取得しており、輸出向けの農産物も栽培している。小さな農家一軒では、難しい認証制度取得や多品目・周年供給の野菜栽培など集落で法人化することによりそれらを可能にしている。代表の方が、安全性や流通の面などでしっかりと知識を持ってチェックしているようだ。底辺の農家では充分な教育を受けていないので、代表の方が栽培や経営の部分でまとめている。









⑦ SOUTHERN HORTICULTURAL RESEARCH 
INSTITUTE(南部地域果樹研究所視察研修)

ベトナムの南部地域の果樹に関する試験研究を行っている機関である。日本の沖縄などにも来日し、果樹栽培に関する技術協力もおこなったこともあるそうだ。ベトナムの果物のGAP取得率は高く、先進国に向けて出荷している品目(ドラゴンフルーツなど)などはG-GAP(グローバルギャップ認証)の取得が進んでおり、東南アジア周辺国に出荷している品目などはV―GAP(ベトナムギャップ認証)の取得が進んでいるようだ。また、マンゴーなども果皮を厚めに品種改良を試みて、遠距離輸出に対応するような品種開発も取り組んでいる。南国の気候や肥沃な土壌を生かした
ベトナムの果樹栽培の拠点であるように感じとても勉強になりました。さらに、訪問した生徒たちも、GAPに関して国外の視点で普及が進んでいることを実際に確認できたことは、今後の勉強に役立つのではないかと感じた。













⑧ LE HONG PHONG HIGH SCHOOL(現地高校との交流活動)

 このプログラムの中で参加生徒にとって一番良い刺激になった交流であったように感じる。この高校は、ホーチミン市内でもトップクラスの高校で約14倍の倍率の入試を突破しないと入学できないそうである。その高校の生徒達と参加した日本の農業高校生が、かたことの英語や筆談・ボディアクション・携帯の画像など様々なことをして、お互いを理解して笑顔に包まれた中で交流してくれた。さらに、準備したプレゼン発表や校内見学・市内観光・会食など短い時間であったがとても内容の濃い活動であった。今後、フェイスブック・ラインなど連絡先を互いに交換していたのでさらに交流を深め、将来の日本とベトナムの架け橋に貢献してくれることを期待したい。






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