2017年4月5日水曜日

日本の農業、ベトナムの農業:都立農業高等学校 阿南宙斗 (ベトナム研修レポート)

        日本の農業、ベトナムの農業
                    都立農業高等学校 阿南宙斗
私が4泊5日のベトナムの研修旅行で一番感じたのは日本とベトナムの農業の違いでした。

まず最初に挙げるべきは米生産の差です。日本では基本一期作ですがベトナム南部では三期作を行っています年中熱い気候は米の大量生産において大変良い環境であると考えます。私も食べましたがベトナム料理にフォーやライスペーパーなど、お米を加工するものが多いのも納得です。
その次に農作業の違いです。現代における日本は農業機械による管理作業が主流ですが、ベトナムでは手作業で行われていました。おそらく、農業機械は日本価格に比べベトナムは高く、手が届かないと思います。
また、ベトナムのハイテク技術研究所の方は土壌が農業に向かないと話していました。実際私が訪問先の農業組合を行っている村の畑の土を触った時、粘土質の様に感じられました。粘土質は植物にとって根が伸ばしにくく、育ちにくい環境です。
そして一番の違いは農業生産に対する考え方です。私個人、農業生産においてやはり人の手で作ったものを食べています。しかし、ベトナムでは機械で作ったものが安心して食べられるそうです。
まだベトナム国内においての食の安全の信頼と確実性がないように感じました。

また、果樹試験場の方が近年の米農家の経営不振であること、村の方が若者離れが顕著であること、そして私個人ベトナムのブランド力不足を感じました。(例えばベトナムはコーヒー豆生産量世界2位ですが3位のコロンビアなどが有名ではないでしょうか)このことから日本と同じく農業が厳しい状態に置かれていることが感じられました。

これを見ると農家に利益がないことがわかります。image2.JPG
訪問先の農業組合を行っている村の畑です。コマツナやニラ、クーシンサイなど10種の野菜を輸出向けに生産していました。

しかし、農業も新たな進化を遂げようとしています。ベトナムでは、ゴムの木の粉などを土壌の代わりに使う生産技術の確立、国外輸出向け新品種の育種、
農業組合による連携、若者離れを止めるための町の整備など、新たな時代の芽吹きを感じました。

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この果物はミルクフルーツです。カキノキ科の植物で乾季の11月から5月ぐらいまで出回るそうです。食べる際は実を揉んでから食べます。少しドロッとした甘柿といった味でした

日本も進化を遂げる時です。双方ともに厳しい現状を打破すれば新たな道が切り開けます。地震、台風などの自然災害にも負けてはいられません。
東日本大震災、熊本大震災などの大きな被害を受けても日本は歩みを止めませんでした。ベトナム戦争やそれにおける枯葉剤の被害を受けても歩みを止めませんでした。人は生きる限り歩み続けるのです。

何より、農業を楽しみながらやりたい。そう感じました。ベトナムの人達の様に厳しい中でも笑顔絶やさず生きこうと思います。

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初めての海外旅行、日本とは違う文化に触れられとても楽しめました。ベトナムの人達はみんな優しく活気に満ちていました。今度は個人でベトナム北部に行き、また違うベトナムを見たいと思っています。今回は本当にありがとうございました。

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