2017年4月6日木曜日

ベトナム文化と農業 北海道美幌高等学校 大谷 暢



ベトナム文化と農業

 今回のベトナム研修は内容が濃くて興味深いものばかりでベトナムの様々な文化に驚きの連続でした。

ベトナムは社会主義国で現在人口が9250万人、日本は1億2600万人で日本と比べると少ないですが2000年時点で比較とすると日本は83万人減っているのに対しベトナムは1486万人人口が増えています。

ベトナムでは歩行者よりも車両、主にバイクが優先されています。そのため道路を渡ろうとしてもバイクが常に走っていて、慣れない私は怖くて中々道路を渡れませんでした。
ベトナムの交通手段はバイクが主流です。2人に1人がバイクを持っているそうです。
交通事故や死亡事故など日本に比べると断然多いそうです。現地ガイドのビンさんが「ベトナムは社会主義国だからルールは厳しい。けれど誰もルールを守らない」と話していました。
規則の力が弱いのか、国民性なのかは分かりませんが日本の私には滞在中、事故に合わないよう内心ヒヤヒヤしていました。バイクの往来が激しく、渡るのに一苦労でした。



観光では市場の中で数多い店からの特殊な臭いが立ち込めていました。また、商品には値札らしいものは特になくて、値札を商品に直に貼っていたり同じ品物でも店により値段が全く違うなど価格の基準が分かりにくいです。なぜ値札がないのか、、と、浅井さんに訊ねてみたら「物価がハッキリわかるのはアジアで日本ぐらい。むしろ価格がわかる方がすごい」とのこと。
日本の規制や基準がどれほど徹底しているか、という事を改めて感じさせられました。

多くの人が訪れており、活気のある場所でした。





学習について:
ベトナムは学力の向上に力を入れているそうです。小学校から高校まで日本と同様12年間ですが、ベトナムでは小学校が5年間、中学校4年間です。子供の数も多いため高校では、一学年1000人もいて、高校受験の倍率は30倍になるそうです。日本の倍率は、高くても2~3倍。ベトナム人は勉強に対する熱意が強いんだなぁと感心しました。
高校は生徒数が多いため午前中に授業を受ける人。午後に授業を受ける人。と、半日づつに分けての授業方法なので、授業時間は不足しています。皆さん宿題など、ほぼ独学で勉強しているのでベトナムの学生さんは大変だとガイドさんからも説明がありましたが皆さん努力家だなぁと思います。


現地の高校生との交流で感じたことは、皆さん想像以上に日本文化に興味を持っています。知識の豊富さ特に驚いたはマンガです。アニメなどは私が知っている有名作品は勿論のこと、日本人でも全く知らないような作品にも人気が高いようです。
またベトナムの学生は流暢な英語力で積極的に会話をしようとしていました。あまり英語が得意でない私に対して、ゆっくりと丁寧に話しかけてくれました。コミニュケーションをとることができ楽しい時間を過ごせたことがとても嬉しかったです。
自由時間には、日本の「ダルマさんが転んだ」という遊びをしました。ベトナムの生徒さんは、日本語のまま知っていて一緒にやろうと誘ってくれました。
ただ、ダルマさんが転んだ  を日本語の名称で「壁ドン」と勘違いしていました。言葉の捉え方は面白いなぁと感じました。初対面の日本人に親しげに声をかけてくれてとても楽しかったです

 ベトナム農業について:
ベトナムは農業大国で多くの農作物を輸出しています。海外の農業がどのようなものなのかとても楽しみにしていました。実際にベトナム農業は正直あまり進んでいませんでした。土は硬く、サラサラしていました。ゴムの栽培やフルーツの様な木には向いていますが、畑作は難しいように思いました。
農業研究所での研究で見せてもらった物はとてもおもしろかったです。キノコの栽培を見た時にとても低コストで省スペースでの栽培、さらに収穫時の簡易化に利点が長所だと思いました。私の学校ではシイタケを育てています。方法は原木に切込みを入れる普通原木栽培と呼ばれるものです。研究所で見たやり方は通販などで販売されてる栽培キットと似ていました。またメロンの試験区の見学をきたとき、メロンが上に伸びている光景は異様に思えました。メロンといえば地面に這って育てるのが一般的です。メロンもウリ科のためキュウリのような栽培も可能でしたが、日本の常識に囚われてた私には出てこない発想でした。省スペース、繁茂しないため作業がしやすく成長具合が一目でわかります。さらに温度管理、水やりは機械の自動で行っています。遠藤くんが「もし食べるなら機械と人間どちらが作った野菜を食べますか?」という質問に「機械の方が安全だから機械を選びます」という答えをもらいました。その答えにとても驚きました。日本では機械より人の手で作った方が喜んでもらえます。なので当然人の手で作ったものを選ぶと考えていました。詳しく話を聞いたらベトナムの農家さんは農薬や化学肥料についての知識を持っていないため過剰施肥をしてしまうからだそうです。
生産に携わる身としてショックの大きい事実でした。
フルーツ研究所では多くのフルーツを見せてもらいました。見たことのない果物、またその品種改良に力を入れていました。暖かいベトナムではフルーツが向いており、多くを輸出しています。
地元の農家さんの見学をさせてもらったら小規模で多彩な野菜を育てていました。
ベトナムは土地の広いため農業機械を多く取り入れられたら北海道農業のようになると思います。


こじんまりとしていますが、様々な種類の野菜を育てており、皆さん穏やかな方々でした。

今回のベトナム研修は東日本大震災の寄付金によって体験できました。このことを大人になって恩返しをしたいと思います。


大谷  暢


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